小倉祇園太鼓は新型コロナウイルス感染拡大で2年連続の中止を余儀なくされましたが、市民の皆さま、関係機関の皆さまのご理解とご協力により、3年ぶりに復活を果たすことができました。厚くお礼申し上げます。
小倉祇園太鼓保存振興会では独自に「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」を作り、三密回避のため時間短縮と規模縮小を図って感染防止に努めました。
主催行事は7月1日の「山鉾すす払い」「打ち初め式」から始まり、メインの競演大会、据え太鼓競演会はできませんでしたが、「太鼓総見」というかたちで実施いたしました。
フィナーレを飾る「太鼓広場~廻り祇園」は、地域ごとの「太鼓広場」として装いを新たに実施しました。米町校区太鼓広場、西小倉駅前太鼓広場、堺町・天神島校区太鼓広場、木町・高田町太鼓広場が設けられました。据え太鼓チームは例年通りの披露会場で自慢のバチさばきを披露しました。
そのほか、小倉駅前、リバーウォーク、市庁舎周辺で、小倉北区役所と保存振興会が共同で「おもてなし太鼓」を実施しました。
このようにウイズコロナを見据え、令和5年の行事を模索してまいります。今後もよろしくお願いいたします。
小倉祇園太鼓保存振興会
毎年7月
第3土曜日を含む3日間開催
お知らせ
小倉祇園太鼓とは
小倉祇園太鼓(こくらぎおんだいこ)は福岡県北九州市の中心部である小倉で400年続いている「国指定重要無形民俗文化財」に指定された祇園祭である。小倉城を築城した細川忠興公が、城下の無病息災と城下町繁栄を願い、元和3年(1617年)に京都の祇園祭を模して始めたとされる。江戸時代は八坂神社の神幸行事としての「廻り祇園」が中心で、各町内が笛、鼓(つづみ)、鉦(かね)をはじめ、山車、傘鉾、踊車、人形飾り山などの出し物を、町内単位で披露していた。明治、大正時代を経て、山車の前後に太鼓を載せる現在の形となった。全国的にも珍しい太鼓の両面かつ歩行打ちが特長で、太鼓、ヂャンガラ(摺り鉦)、山車をひく子どものお囃子による一つとなった音の調和がすばらしい太鼓祇園である。
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祭り紹介
小倉祇園太鼓保存振興会