新型コロナウイルス感染拡大により2年連続の中止を余儀なくされた小倉祇園祭ですが、小倉の祭り人をはじめ市民や地域からも開催を願う声が寄せられました。私ども小倉祇園太鼓保存振興会(会員団体118)は感染防止と安全安心を念頭に、緊急事態宣言での中止を除いて3年ぶりに祭り開催を決断しました。
祭り実施にあたりまして、当会独自で「小倉祇園祭新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」を設けました。このガイドラインは、厚生労働省、北九州市、公益社団法人日本青年会議所などが示す新型コロナウイルス感染拡大防止に向けての各種方針にならいました。すべての行事を例年通り実施することは難しいですが、ガイドラインを遵守して国指定重要無形民俗文化財である『小倉祇園祭の小倉祇園太鼓』を次世代に伝承することを最大の目的に、実施可能な行事を執り行います。そしてウイズコロナを意識した「500年持続可能な祭り像」を模索してまいります。どうか皆さまのご理解、ご協力をお願いします。
令和4年4月28日 小倉祇園太鼓保存振興会会⾧ 中村眞人
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お知らせ
小倉祇園太鼓とは
小倉祇園太鼓(こくらぎおんだいこ)は福岡県北九州市の中心部である小倉で400年続いている「国指定重要無形民俗文化財」に指定された祇園祭である。小倉城を築城した細川忠興公が、城下の無病息災と城下町繁栄を願い、元和3年(1617年)に京都の祇園祭を模して始めたとされる。江戸時代は八坂神社の神幸行事としての「廻り祇園」が中心で、各町内が笛、鼓(つづみ)、鉦(かね)をはじめ、山車、傘鉾、踊車、人形飾り山などの出し物を、町内単位で披露していた。明治、大正時代を経て、山車の前後に太鼓を載せる現在の形となった。全国的にも珍しい太鼓の両面かつ歩行打ちが特長で、太鼓、ヂャンガラ(摺り鉦)、山車をひく子どものお囃子による一つとなった音の調和がすばらしい太鼓祇園である。
動画で見る小倉祇園太鼓
祭り紹介
小倉祇園太鼓保存振興会